しんまちクリニックでは、2歳以上19歳未満の小児のインフルエンザ予防にフルミスト点鼻液を採用します。鼻膣内に噴射するタイプの*弱毒生インフルエンザワクチンです。針穿刺の必要がなく被接種者の心理的・身体的負担の軽減が期待できます。
経鼻投与後は、ワクチンウィルスに対する抗体応答が誘導されるとともにワクチンウィルスの増殖阻害作用、上気道・下気道の感染防御作用が観察されています。安全性・副反応については診察時にお尋ねください。
インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる呼吸器感染症です。通常、11月頃から流行が始まり、翌年の1~3月頃にピークを迎えます。
大手製薬会社データによれば、新型コロナウイルスの流行前のシーズンでは、約半数が19歳以下でしたが、2022/23シーズンでは19歳以下が7割に上り、インフルエンザによる入院患者数も0~14歳で多くみられました。またインフルエンザ重症化にみられうる「インフルエンザ脳症」報告数は0~14歳が約9割を占めているという調査結果が出ているとのことです。
予防接種お申込みについて、詳しくは当クリニック受付にて職員までお尋ねください。
接種を受けることが適当でない方:
・明らかな発熱を呈している方
・重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方
・本罪の成分によってアナフィラキシーを呈したことが明らかな方
・免疫機能に異常のある疾患を有する方、及び免疫抑制をきたす治療を受けている方
・妊娠していることが明らかな方
・上記の他、予防接種を行うことが不適当な状態にある方
*弱毒性ワクチン
生きたウィルスや細菌の毒性を弱めて作られたワクチンで、免疫をつける力を有し、結核、痘瘡、黄熱、ポリオ、麻疹、おたふくかぜ、風疹などの予防にも用いられます。